甲状腺ペルオキシダーゼ抗体陽性・甲状腺機能正常女性へのレボチロキシンは生児出産率を改善せず
【背景】
甲状腺ペルオキシダーゼ抗体(TPOAb)は、甲状腺機能が正常でも流産や早産のリスク上昇と関連する。小規模な試験ではレボチロキシンがこれらの有害転帰を減少させる可能性が示唆されており、大規模な検証が求められていた。
【結果】
TPOAb陽性・甲状腺機能正常で流産歴または不妊歴のある女性において、レボチロキシン群の生児出産率は37.4%(176/470人)に対し、プラセボ群は37.9%(178/470人)だった(相対リスク0.97、95%CI 0.83-1.14、P=0.74)。流産や早産を含む他の妊娠転帰や新生児転帰にも有意差はなかった。
【臨床へのインパクト】
本研究は、TPOAb陽性かつ甲状腺機能が正常な女性に対するレボチロキシン投与が生児出産率を改善しないことを示唆する。この結果は、流産歴や不妊歴のあるTPOAb陽性女性へのレボチロキシン予防的投与の推奨を見直す根拠となる可能性があり、日本の産科診療における甲状腺関連検査や治療のガイドラインに影響を与えるかもしれない。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

