1型糖尿病新規発症の小児・若年者、CSIIとMDIの1年間の比較
【背景】
1型糖尿病の小児・若年者において、診断早期からの持続皮下インスリン注入(CSII)療法と多回打ちインスリン注射(MDI)療法を比較した大規模なランダム化比較試験は不足していた。本研究は、両療法の有効性、安全性、費用対効果を比較し、最適な初期治療戦略を検討することを目的とした。
【結果】
12ヶ月時点の平均HbA1cは、CSII群60.9 mmol/mol、MDI群58.5 mmol/molであり、群間差は2.4 mmol/mol(95%CI -0.4〜5.3)と臨床的に有意な差は認められなかった(P=0.09)。重症低血糖および糖尿病性ケトアシドーシスの発生率は両群ともに低かった。CSIIはMDIよりも患者あたり1863ポンド高価であった。
【臨床へのインパクト】
本研究は、1型糖尿病新規発症の小児・若年者において、診断後1年間のCSIIとMDIの間にHbA1cの有意な差がないことを示唆した。英国の医療現場では、CSIIはMDIと比較して費用対効果に優れず、両療法ともにHbA1c目標達成率は不十分であった。この結果は、日本の小児1型糖尿病の初期治療選択において、CSIIの導入を慎重に検討する根拠となりうる。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

