一般病棟におけるクロルヘキシジン清拭、多剤耐性菌と血流感染を抑制せず
【背景】
集中治療室では、全身の皮膚と鼻腔の除菌が多剤耐性菌や血流感染を減らすことが示されている。しかし、一般病棟での普遍的除菌の効果は不明であり、本研究ではクロルヘキシジン清拭の有効性を評価した。
【結果】
53病院、194一般病棟、33万9902患者を対象とした。主要評価項目であるMRSAまたはVRE陽性臨床培養の発生率は、介入群でHR 0.79(95% CI 0.73-0.87)、対照群でHR 0.87(95% CI 0.79-0.95)であった。両群間に有意な差は認められなかった(p=0.17)。
【臨床へのインパクト】
一般病棟の全患者に対するクロルヘキシジン清拭とMRSA保菌者へのムピロシン鼻腔塗布は、多剤耐性菌の抑制に有意な効果を示さなかった。この結果は、集中治療室での成功事例を一般病棟にそのまま適用することの限界を示唆し、日本の一般病棟でのルーチンなクロルヘキシジン清拭の導入を検討する際には慎重な姿勢が求められる。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

