流産手術前の予防的抗菌薬投与、骨盤内感染リスクを有意に低減せず
【背景】
自然流産後の遺残物除去手術は、特に低資源国で骨盤内感染のリスクがある。この合併症を減らすため、予防的抗菌薬が有効か検証が必要とされていた。
【結果】
3412例を対象とした多施設共同RCTの結果、広範な定義の骨盤内感染リスクは抗菌薬群4.1%、プラセボ群5.3%であり、有意差はなかった(RR 0.77, 95%CI 0.56-1.04, P=0.09)。厳格な定義では抗菌薬群1.5%、プラセボ群2.6%で有意差を認めた(RR 0.60, 95%CI 0.37-0.96)。
【臨床へのインパクト】
本研究では、流産手術前の予防的抗菌薬投与が、広範な定義の骨盤内感染リスクを有意に低下させないことが示された。低資源国での結果であるため、日本の医療環境に直接適用するには注意が必要だが、ルーチンでの予防的抗菌薬投与の再検討を促す可能性もある。ただし、厳格な定義では効果が示唆されており、今後の診療ガイドラインの議論に影響を与える可能性がある。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

