超急性期脳卒中疑いの患者への病院前ニトログリセリン貼付剤投与、機能的転帰を改善せず
【背景】
急性期脳卒中では高血圧が予後不良因子だが、超急性期における降圧療法の効果は不明。本研究は、発症早期のニトログリセリン貼付剤(GTN)投与が脳卒中の転帰を改善するか検証した。
【結果】
GTN群はプラセボ群と比較し、入院時の収縮期血圧が5.8mmHg、拡張期血圧が2.6mmHg低下した。しかし、90日時点のmodified Rankin Scale(mRS)中央値は両群ともに3であり、GTN群のpoor outcomeの調整オッズ比は1.25(95% CI 0.97-1.60、p=0.083)と有意差はなかった。
【臨床へのインパクト】
本研究の結果から、超急性期脳卒中疑いの患者に対する病院前ニトログリセリン貼付剤投与は、血圧を低下させるものの、90日時点の機能的転帰を改善しない可能性が示唆された。このため、日本の救急現場において、脳卒中発症早期のGTN貼付剤による降圧療法をルーチンで行う必要性は低いと考えられる。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

