急性虚血性脳卒中におけるt-PA後の厳格な降圧、頭蓋内出血は減るが機能予後改善せず
【背景】
急性虚血性脳卒中に対するt-PA静注療法では、収縮期血圧185mmHg超が禁忌だが、最適な降圧目標は不明だった。t-PA投与患者において、厳格な降圧がガイドライン推奨の降圧と比較して予後を改善するかを評価した。
【結果】
厳格降圧群(目標130-140mmHg)とガイドライン群(目標180mmHg未満)で、90日時点の機能予後(mRSスコア分布)に有意差はなかった(OR 1.01, 95% CI 0.87-1.17, p=0.8702)。ただし、厳格降圧群で頭蓋内出血の発生は有意に少なかった(14.8% vs 18.7%, OR 0.75, 95% CI 0.60-0.94, p=0.0137)。
【臨床へのインパクト】
t-PA投与後の厳格な降圧は頭蓋内出血を減少させるが、機能予後の改善には繋がらないことが示唆された。この結果は、軽度から中等度の急性虚血性脳卒中患者に対するt-PA投与後の主要な降圧目標の変更を直ちには支持しない。今後の研究で、早期の厳格降圧による便益と有害性のメカニズムをさらに解明する必要がある。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

