高齢者尿路感染症、抗菌薬の即時投与が菌血症と死亡リスクを低減
【背景】
高齢者の尿路感染症(UTI)に対する抗菌薬治療が、菌血症や全死因死亡などの重篤な有害転帰とどのように関連するかは不明であった。本研究は、プライマリケアにおける高齢UTI患者の抗菌薬管理と重篤な転帰の関連を評価した。
【結果】
312,896件のUTIエピソード中、抗菌薬なし群と遅延投与群は、即時投与群と比較して菌血症のリスクが有意に高かった(調整オッズ比:遅延投与群7.12、抗菌薬なし群8.08)。菌血症のNNHは、抗菌薬なし群で37、遅延投与群で51と、即時投与群と比較してリスクが高かった。全死因死亡リスクも同様に高かった(調整ハザード比:遅延投与群1.16、抗菌薬なし群2.18)。
【臨床へのインパクト】
プライマリケアにおける高齢UTI患者に対し、抗菌薬を即時投与しない、あるいは投与を遅らせることは、菌血症や全死因死亡のリスクを有意に高めることが示唆された。特に85歳以上の男性でリスクが高く、英国で大腸菌菌血症が増加している現状を踏まえると、高齢者UTIに対する推奨される第一選択抗菌薬の早期開始が、患者の重篤な転帰を防ぐ上で重要となるだろう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

