外来がん患者の静脈血栓塞栓症予防にリバーロキサバンは有効か:CASSINI試験
【背景】
外来で全身性のがん治療を受ける患者は、静脈血栓塞栓症(VTE)のリスクが様々ですが、これらの患者に対する血栓予防の有効性は不明でした。本研究は、高リスク外来がん患者におけるリバーロキサバンのVTE予防効果を検証しました。
【結果】
180日間の主要評価項目(VTEまたはVTEによる死亡)は、リバーロキサバン群6.0%に対しプラセボ群8.8%で、有意差はありませんでした(HR 0.66, 95%CI 0.40-1.09, P=0.10)。ただし、介入期間中の解析では、リバーロキサバン群2.6%に対しプラセボ群6.4%と、リバーロキサバン群で有意に低かった(HR 0.40, 95%CI 0.20-0.80)。大出血はリバーロキサバン群2.0%、プラセボ群1.0%でした。
【臨床へのインパクト】
高リスク外来がん患者へのリバーロキサバンによるVTE予防は、180日間の観察期間全体では有意な効果を示しませんでしたが、薬剤投与期間中に限定すればVTE発生率を有意に低下させました。大出血の発生率は低かったものの、投与期間と観察期間の乖離や、主要評価項目に対する統計学的有意差の有無を考慮し、日本の臨床現場での積極的な導入には慎重な検討が必要と考えられます。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

