ICSIにおけるヒアルロン酸精子選択は正期産生児出生率を改善しない
【背景】
ICSIの成功率向上のため、ヒアルロン酸結合能で精子を選択するPICSIが注目されていました。DNA損傷や異数性の少ない精子を選べるとされ、流産率低下の報告もありますが、生児出生率への効果は不明でした。
【結果】
英国の16施設で実施された大規模ランダム化比較試験の結果、PICSI群(1381組)の正期産生児出生率は27.4%に対し、標準ICSI群(1371組)は25.2%でした。両群間に有意差はなく(オッズ比1.12、95%CI 0.95-1.34、p=0.18)、PICSIが正期産生児出生率を改善しないことが示されました。
【臨床へのインパクト】
この大規模試験の結果は、不妊治療におけるPICSIの有効性について否定的な見解を示しています。現時点では、PICSIの広範な導入は推奨されないとの結論であり、日本の臨床現場でICSIの追加オプションとしてPICSIを検討する際の判断材料となるでしょう。不必要なコストや手技の追加を避ける上で重要な情報です。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

