STEMIに対するPCI中の低用量冠動脈内アルテプラーゼ、微小血管閉塞を減らさず
【背景】
急性ST上昇型心筋梗塞(STEMI)患者では微小血管閉塞がよくみられ、予後不良と関連する。冠動脈再灌流早期の低用量冠動脈内線溶療法が微小血管閉塞を低減するか検討された。
【結果】
STEMI発症6時間以内の患者440人がプラセボ、アルテプラーゼ10mg、20mg群にランダム化された。主要評価項目である微小血管閉塞の左室質量に占める割合は、アルテプラーゼ20mg群とプラセボ群で差がなかった(3.5% vs 2.3%; 推定差1.16%; 95%CI -0.08% to 2.41%; P=0.32)。10mg群でも差はなかった。
【臨床へのインパクト】
本研究結果は、STEMI患者に対する一次経皮的冠動脈インターベンション(PCI)中の補助的な低用量冠動脈内アルテプラーゼが微小血管閉塞を減少させないことを示唆している。この治療法は推奨されないと結論されており、現在の日本の臨床現場におけるPCI後の微小血管閉塞に対するルーチンの線溶療法導入には繋がらないだろう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

