糖尿病患者の医療費高額自己負担保険移行で大血管合併症診療が遅延
【背景】
高額自己負担(ハイ・デダクタブル)型医療保険が慢性疾患の治療に与える長期的な影響は不明でした。本研究は、糖尿病患者において低自己負担型から高自己負担型保険への移行が、大血管合併症の医療提供を遅らせるか否かを検証しました。
【結果】
高自己負担型保険へ移行した群では、大血管合併症の初回主要症状に対する受診が1.5ヶ月(95% CI, 0.8~2.3ヶ月)、初回診断検査が1.9ヶ月(CI, 1.4~2.3ヶ月)、初回処置治療が3.1ヶ月(CI, 0.5~5.8ヶ月)遅延しました。ベースラインで両群間に差はありませんでした。
【臨床へのインパクト】
日本の医療保険制度は自己負担額が比較的低いですが、将来的に自己負担額が増加する制度変更があった場合、糖尿病患者の大血管合併症に対する受診や検査、治療の遅延が生じる可能性があります。これにより、病状の進行や予後悪化につながるリスクが懸念され、診療フローや患者指導の見直しが必要となるかもしれません。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

