便潜血検査、大腸がんスクリーニングにおける長期的な部位別検出率と課題

📚 掲載誌:Ann Intern Med | 掲載日:2018-11-06 | DOI:10.7326/M18-0855

📄 原題:Divergent Long-Term Detection Rates of Proximal and Distal Advanced Neoplasia in Fecal Immunochemical Test Screening Programs: A Retrospective Cohort Study.

🔗 PubMed:PMID: 30285055

【背景】

便潜血検査(FIT)は、大腸の近位部よりも遠位部の腫瘍検出精度が低いことが短期間の研究で示唆されていました。本研究は、長期的なスクリーニングプログラムにおいて、進行腺腫および大腸がんの解剖学的部位別の検出率を評価することを目的としました。

【結果】

6回のFITスクリーニングで、近位結腸がんの検出率は初回から2回目にかけてのみ減少(0.63から0.36/1000人)しましたが、遠位結腸がんと直腸がんの検出率は6回にわたり着実に減少しました(遠位結腸:1.65から0.17/1000人、直腸:0.82から0.17/1000人)。中間期がんの割合は近位結腸で25.2%と、遠位結腸(6.0%)や直腸(9.9%)よりも高値でした。

【臨床へのインパクト】

便潜血検査による長期スクリーニングでは、初回以降、近位結腸の腫瘍性病変の検出率が遠位結腸と比較してほとんど減少しませんでした。これは近位結腸における中間期がんの割合が高いことと関連しており、加齢に伴う大腸がんの近位シフトを防ぐにはFITの有効性が不十分である可能性を示唆しています。日本のFITスクリーニングプログラムにおいても、近位結腸がんの見逃しリスクと対策を考慮する必要があるかもしれません。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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