健康高齢者への低用量アスピリン一次予防、心血管イベント抑制せず出血増加
【背景】
心血管イベント二次予防にアスピリンは確立しているが、特にリスクの高い高齢者における一次予防での役割は不明であった。本研究は、健康な高齢者に対する低用量アスピリンの心血管イベント抑制効果と出血リスクを検証した。
【結果】
19,114名を中央値4.7年追跡。アスピリン群の心血管疾患発生率は10.7件/1000人年、プラセボ群は11.3件/1000人年(ハザード比0.95、95%CI 0.83-1.08)で有意差なし。大出血はアスピリン群8.6件/1000人年、プラセボ群6.2件/1000人年(ハザード比1.38、95%CI 1.18-1.62、p<0.001)でアスピリン群で有意に増加した。
【臨床へのインパクト】
健康な高齢者への低用量アスピリンによる心血管疾患一次予防は、心血管イベントを減少させず、大出血リスクを有意に増加させることが示された。この結果は、現在の日本の診療ガイドラインにおける高齢者へのアスピリン一次予防推奨の見直し、またはより慎重な適応判断を促す可能性がある。漫然とした処方を避け、患者個々のリスクとベネフィットを再評価する必要があるだろう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

