健康高齢者への低用量アスピリン、5年間の無障害生存期間を延長せず出血リスク増大

📚 掲載誌:N Engl J Med | 掲載日:2018-10-18 | DOI:10.1056/NEJMoa1800722

📄 原題:Effect of Aspirin on Disability-free Survival in the Healthy Elderly.

🔗 PubMed:PMID: 30221596

【背景】

健康な高齢者におけるアスピリンの長期的な健康寿命延長効果は不明でした。5年間の低用量アスピリン内服が、心血管疾患や認知症のない高齢者の無障害生存期間を延長するかどうかは明らかではありませんでした。

【結果】

19,114人の健康高齢者を対象に、アスピリン群とプラセボ群で無障害生存期間を比較しました。主要複合エンドポイント(死亡、認知症、または持続的な身体障害)の発生率は、アスピリン群で21.5件/1000人年、プラセボ群で21.2件/1000人年であり、有意差はありませんでした(ハザード比1.01、95%CI 0.92-1.11)。しかし、大出血の発生率はアスピリン群で3.8%、プラセボ群で2.8%と、アスピリン群で有意に高くなりました(ハザード比1.38、95%CI 1.18-1.62、P<0.001)。

【臨床へのインパクト】

本研究は、心血管疾患や認知症がない健康な高齢者に対して、低用量アスピリンを予防的に処方しても、無障害生存期間の延長効果は期待できないことを示唆しています。むしろ、大出血のリスクが増加するため、日本の臨床現場では、健康高齢者へのアスピリンの安易な予防的処方を避けるべきという方針を裏付けるものとなるでしょう。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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