ICUにおける多剤耐性カンジダ・アウリス集団発生、再利用体温計が感染源
【背景】
新興の多剤耐性病原体であるカンジダ・アウリスが病院内で集団発生した際、その疫学と制御に関する詳細な報告は不足していた。本研究は、ICUにおけるC. aurisの集団発生とその制御に関する疫学を明らかにするために実施された。
【結果】
2015年2月から2017年8月までに70名の患者がC. aurisにコロナイズまたは感染し、そのうち66名(94%)が神経科学ICUに入院歴があった。多変量解析の結果、再利用可能な腋窩表面体温プローブの使用(多変量オッズ比 6.80、95%CI 2.96-15.63、P<0.001)とフルコナゾール全身曝露(多変量オッズ比 10.34、95%CI 1.64-65.18、P=0.01)がC. aurisコロナイゼーションまたは感染の予測因子であった。
【臨床へのインパクト】
本研究は、再利用可能な医療機器、特に腋窩表面体温プローブが多剤耐性カンジダ・アウリスの伝播経路となりうることを示唆している。日本の臨床現場では、ICUなどでのC. aurisアウトブレイク発生時に、環境スクリーニングと感染制御策の一環として、再利用医療機器の消毒・滅菌プロトコルを厳格に見直す必要がある。使い捨て製品への切り替えも検討すべきである。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

