慢性心不全・冠動脈疾患患者へのリバーロキサバン追加は心血管イベントを減らさない
【背景】
心不全ではトロンビン関連経路が活性化し予後不良と関連する。慢性心不全増悪後の冠動脈疾患合併患者に対し、抗凝固薬リバーロキサバンがトロンビン産生を抑制し予後を改善するかを検証した。
【結果】
21.1ヶ月の追跡で、主要評価項目(全死因死亡、心筋梗塞、脳卒中の複合)はリバーロキサバン群25.0%、プラセボ群26.2%で発生し、有意差はなかった(ハザード比0.94、95%CI 0.84-1.05、P=0.27)。出血イベントにも有意差はなかった。
【臨床へのインパクト】
駆出率低下を伴う慢性心不全増悪後の冠動脈疾患合併患者(心房細動なし)において、標準治療にリバーロキサバン2.5mg 1日2回を追加しても、死亡、心筋梗塞、脳卒中の複合イベントを減らす効果は認められなかった。この結果は、心房細動を伴わない慢性心不全患者に対する日常臨床でのリバーロキサバン処方の適応を支持しない。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

