急性冠症候群の侵襲的治療、橈骨動脈アプローチは有害事象を減らすか?1年成績
【背景】
急性冠症候群患者の侵襲的治療において、血管アプローチ部位(橈骨動脈 vs 大腿動脈)と抗凝固薬(ビバルブジン vs 未分画ヘパリン)の安全性と有効性を比較検討するため、MATRIXプログラムが実施された。本研究は、その1年後の最終結果を報告する。
【結果】
橈骨動脈アプローチ群では、大腿動脈アプローチ群と比較して、1年後のNet adverse clinical events(非冠動脈バイパス術関連の主要出血または主要心血管イベント)が有意に少なかった(15.2% vs 17.2%; rate ratio 0.87, 95% CI 0.78-0.97; p=0.0128)。しかし、主要心血管イベントには有意差がなかった(14.2% vs 15.7%; p=0.0526)。ビバルブジンはヘパリンと比較して、主要心血管イベントまたはNet adverse clinical eventsの発生率を低下させなかった。
【臨床へのインパクト】
急性冠症候群患者の侵襲的治療において、橈骨動脈アプローチは、大腿動脈アプローチと比較して、1年後のNet adverse clinical events(出血合併症を含む複合アウトカム)を減少させることが示された。この結果は、橈骨動脈アプローチが急性冠症候群患者の侵襲的治療における標準的なアプローチとして推奨されるべきであることを強く示唆している。日本の臨床現場でも、積極的に橈骨動脈アプローチを選択する流れがさらに加速すると考えられる。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

