75歳以上の高齢者に対するスタチン一次予防、糖尿病有無で効果に差
【背景】
超高齢社会において、高齢者へのスタチン一次予防の適応は議論の的です。特に75歳以上の高齢者で、糖尿病の有無によりスタチンの心血管イベント抑制効果や全死亡減少効果が異なるか不明でした。
【結果】
糖尿病のない75歳以上の高齢者では、スタチンは心血管イベント(75-84歳HR 0.94, 95%CI 0.86-1.04)も全死亡(同HR 0.98, 95%CI 0.91-1.05)も有意に減少しませんでした。一方、糖尿病のある高齢者では、75-84歳で心血管イベント(HR 0.76, 95%CI 0.65-0.89)と全死亡(HR 0.84, 95%CI 0.75-0.94)を有意に減少させましたが、85歳を超えると効果は減弱し、90歳以上では消失しました。
【臨床へのインパクト】
75歳以上の糖尿病のない高齢者に対するスタチン一次予防は、心血管イベントや全死亡の減少に寄与しない可能性が示唆されました。一方、糖尿病を有する高齢者では、85歳未満であればスタチン一次予防が有効であると考えられます。高齢者へのスタチン処方時には、糖尿病の有無と年齢を考慮し、個別のリスクとベネフィットを慎重に評価する必要があるでしょう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

