HIV治療薬エファビレンツとネビラピン、うつ病・自殺念慮リスクをウガンダで比較
【背景】
エファビレンツの神経精神医学的副作用については相反する報告があり、HIV感染者の70%が居住し、エファビレンツが一次治療薬として使われるサハラ以南アフリカからのデータは限られていた。本研究は、ウガンダのHIV感染者におけるエファビレンツ使用とうつ病および自殺念慮の関連を評価した。
【結果】
エファビレンツ群305名中61名(20.0%)がうつ病、19名(6.2%)が自殺念慮を経験した。ネビラピン群389名ではそれぞれ125名(32.1%)、47名(12.1%)であった。調整後解析では、エファビレンツ使用はネビラピン使用と比較してうつ病のオッズを低下させた(調整オッズ比 0.62、95%CI 0.40-0.96)。自殺念慮との有意な関連は認められなかった(調整オッズ比 0.61、95%CI 0.30-1.25)。
【臨床へのインパクト】
本研究は、エファビレンツが一次治療として使用された場合、ネビラピンと比較してうつ病や自殺念慮のリスクを増加させない可能性を示唆した。特にうつ病に関してはリスクを低下させる可能性も示唆された。これは、エファビレンツの神経精神医学的副作用への懸念から処方を躊躇する日本の臨床医にとって、選択肢の一つとして再評価する材料となりうる。ただし、治療群への非無作為割り付けや両群間の差が大きかった点は考慮が必要である。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

