直腸癌術前補助療法後の完全奏効例に対する経過観察戦略、国際大規模レジストリが長期成績を報告
【背景】
直腸癌に対する術前補助療法後の臨床的完全奏効(cCR)例では、経過観察(W&W)戦略により根治手術を回避できる可能性がある。しかし、これまでのエビデンスは小規模研究に限られていたため、国際的な大規模レジストリによる長期成績が待たれていた。
【結果】
880例のcCR患者を中央値3.3年追跡した。2年累積局所再発率は25.2%(95% CI 22.2-28.5%)で、その88%が2年以内に、97%が腸管壁に発生した。遠隔転移は8%に認められた。5年全生存率は85%(95% CI 80.9-87.7%)、5年疾患特異的生存率は94%(91-96%)だった。
【臨床へのインパクト】
本研究はW&W戦略における最大のデータセットであり、局所再発の多くが最初の2年間に腸管壁で発生することが示された。これは、W&Wを選択した患者に対する内視鏡を用いた厳格なサーベイランスの重要性を強調する。これにより、再発時の待機的な根治手術の機会が確保され、W&W戦略の安全性と有効性の評価が進むことが期待される。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

