脳出血超急性期トラネキサム酸静注、90日後機能予後はプラセボと差なし

📚 掲載誌:Lancet | 掲載日:2018-05-26 | DOI:10.1016/S0140-6736(18)31033-X

📄 原題:Tranexamic acid for hyperacute primary IntraCerebral Haemorrhage (TICH-2): an international randomised, placebo-controlled, phase 3 superiority trial.

🔗 PubMed:PMID: 29778325

【背景】

トラネキサム酸は外傷や産後出血による死亡を予防するが、脳出血患者の血腫拡大抑制や予後改善効果は不明だった。本研究は、脳出血患者におけるトラネキサム酸の有効性を検証した。

【結果】

90日後の機能予後(modified Rankin Scale)は、トラネキサム酸群とプラセボ群で有意差なし(調整オッズ比 0.88, 95% CI 0.76-1.03, p=0.11)。7日目までの死亡はトラネキサム酸群で少なかったが(9% vs 11%, 調整オッズ比 0.73, 95% CI 0.53-0.99, p=0.0406)、90日時点の死亡率に差はなかった。

【臨床へのインパクト】

本研究では、脳出血超急性期におけるトラネキサム酸投与が、90日後の機能予後を改善しないことが示唆された。早期死亡の減少は認められたものの、長期的な予後改善には至らなかったため、現時点ではルーチンでの使用推奨には至らない。さらなる大規模試験で臨床的意義のある効果が確認されるまでは、治療方針の変更は慎重であるべきだろう。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

PROFESSOR'S ROUND

現場のプロが選ぶ、
特別な1着を。

洗練されたデザインと最高の機能性を両立した白衣専門店。

公式サイトを見る >
プロフェッサーズラウンドの白衣
上部へスクロール