飲酒量と死亡・心血管疾患リスクの閾値:高所得国における約60万人の統合解析
【背景】
飲酒に関する低リスクの推奨量は各国ガイドラインで大きく異なり、全死亡と心血管疾患の最低リスクに関連する飲酒量の閾値を明確にする必要があった。
【結果】
飲酒者599,912人の解析で、全死亡の最低リスクは約100g/週以下であった。脳卒中、冠動脈疾患(心筋梗塞を除く)、心不全、致死性高血圧性疾患、致死性大動脈瘤は飲酒量に比例してリスクが増加した(脳卒中HR 1.14, 95%CI 1.10-1.17)。心筋梗塞のみ飲酒量の増加でリスクが低下した(HR 0.94, 95%CI 0.91-0.97)。
【臨床へのインパクト】
本研究は、心筋梗塞以外の心血管疾患サブタイプでは、飲酒量が少ないほどリスクが低い傾向を示唆し、全死亡の最低リスク閾値は約100g/週と報告した。これは現在の多くのガイドラインで推奨される飲酒量よりも低い値であり、日本の飲酒指導において、より厳格な飲酒量制限を検討する根拠となる可能性がある。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

