重症成人患者への輸液、生理食塩水よりバランス型輸液が腎有害事象を減少
【背景】
重症成人患者への輸液にはバランス型輸液と生理食塩水が用いられるが、どちらが臨床転帰を改善するか不明だった。本研究は、大規模なクラスター無作為化クロスオーバー試験で両者の臨床転帰を比較した。
【結果】
バランス型輸液群(7942例)の主要複合アウトカム(30日以内の全死因死亡、新規腎代替療法、持続性腎機能障害)発生率は14.3%で、生理食塩水群(7860例)の15.4%と比較して有意に低かった(marginal odds ratio 0.91; 95% CI 0.84-0.99; P=0.04)。
【臨床へのインパクト】
重症成人患者への輸液療法において、生理食塩水ではなくバランス型輸液を選択することで、全死因死亡、新規腎代替療法、持続性腎機能障害を合わせた主要複合アウトカムを減少させる可能性が示唆された。この結果は、日本の集中治療室における輸液選択の指針に影響を与える可能性がある。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

