急性下痢患児への経口亜鉛補充は下痢期間と頻度を短縮、体重増加を促進

📚 掲載誌:Lancet | 掲載日:2018-02-21 | DOI:10.1016/S0140-6736(18)30402-1

📄 原題:Oral zinc supplementation for children with acute diarrhoea: a quasi-experimental study.

🔗 PubMed:PMID: 29553435

【背景】

開発途上国では5歳未満児死亡の15%が下痢に起因し、急性下痢中に体内の亜鉛が枯渇することが知られている。本研究は、急性または中等度下痢の小児に対し、標準治療に亜鉛を追加する効果を評価した。

【結果】

亜鉛群は対照群と比較して下痢期間が有意に短縮した(2.34日 vs 7.20日、p<0.0001)。下痢の頻度も亜鉛群でより大きく減少した(治療前6.38回/日→治療後2.38回/日 vs 治療前6.99回/日→治療後4.68回/日)。亜鉛群の71%で体重が増加したのに対し、対照群の71%で体重減少を認めた(p<0.0001)。

【臨床へのインパクト】

本研究は、経口補水塩液による標準治療に経口亜鉛補充を追加することで、急性下痢の小児において下痢期間と頻度の短縮、体重増加を促進する可能性を示唆した。特に開発途上国における小児下痢症の管理において、亜鉛補充が有効な治療選択肢となる可能性があり、日本の臨床現場でも、海外渡航歴のある小児の下痢症例などで、より積極的な亜鉛補充を検討するきっかけとなるかもしれない。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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