HTLV-1関連脊髄症に抗CCR4抗体モガムリズマブ、ウイルス量と炎症マーカーを抑制
【背景】
HTLV-1関連脊髄症(HAM-TSP)はHTLV-1感染による神経炎症性疾患で、主にCCR4陽性T細胞が関与し慢性脊髄炎症を引き起こす。既存治療に抵抗性のHAM-TSP患者に対し、感染細胞を標的とする抗CCR4抗体モガムリズマブの安全性と有効性を評価した。
【結果】
モガムリズマブは最大0.3mg/kgまで投与可能で、最も頻度の高い副作用は発疹(48%)、リンパ球減少・白血球減少(各33%)だった。末梢血単核球中のプロウイルス量は投与15日目で64.9%(95%CI 51.7-78.1)減少し、脳脊髄液中のCXCL10は29日目で37.3%(95%CI 24.8-49.8)、ネオプテリンは21.0%(95%CI 10.7-31.4)減少した。
【臨床へのインパクト】
モガムリズマブはHAM-TSP患者のHTLV-1感染細胞数と炎症マーカーを減少させ、痙縮改善傾向も示唆された。本研究は第1/2a相試験であり、安全性と薬物動態の確認が主眼だが、HAM-TSPに対する新たな治療選択肢となる可能性を秘める。今後の大規模臨床試験で、臨床症状への影響が明確になれば、治療抵抗性HAM-TSP患者の診療に変化をもたらす可能性がある。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

