下腿骨折インプラント抜去時の術前抗菌薬、SSI予防効果は認められず
【背景】
下腿骨折に対する整形外科インプラント抜去術後の手術部位感染(SSI)率は、クリーン手術の一般的なSSI率(約2%)を大きく上回る12.2%と報告されている。この高率なSSIに対し、術前抗菌薬予防が有効か不明だった。
【結果】
下腿骨折インプラント抜去術を受ける患者470人を対象に、術前セファゾリン単回投与群と生理食塩水群を比較した。30日以内のSSI発生率は、セファゾリン群13.2%に対し生理食塩水群14.9%で、有意な差は認められなかった(絶対リスク差 -1.7、95%CI -8.0〜4.6、P=0.60)。
【臨床へのインパクト】
下腿骨折インプラント抜去術において、術前セファゾリン単回静注はSSIリスクを低減しないことが示唆された。この結果は、現在ルーチンで行われている術前抗菌薬予防の再検討を促す可能性がある。不要な抗菌薬使用を避け、薬剤耐性菌の発生抑制にも寄与しうる。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

