小児急性呼吸器感染症、広域抗菌薬は狭域抗菌薬より治療効果は劣らず、副作用は多い
【背景】
小児の抗菌薬使用の大部分は急性呼吸器感染症によるが、広域抗菌薬の処方が増加傾向にある。広域抗菌薬が狭域抗菌薬と比較して転帰を改善するかは不明であったため、本研究で比較検討された。
【結果】
急性呼吸器感染症の小児において、広域抗菌薬は狭域抗菌薬と比較して治療失敗率に差はなかった(リスク差 0.3% [95%CI -0.4%〜0.9%])。しかし、広域抗菌薬は小児のQOLをわずかに低下させ(スコア差 -1.4% [95%CI -2.4%〜-0.4%])、副作用発生リスクは高かった(患者報告のリスク差 12.2% [95%CI 7.3%〜17.2%])。
【臨床へのインパクト】
小児急性呼吸器感染症に対し、広域抗菌薬は狭域抗菌薬と比較して臨床的アウトカムや患者中心のアウトカムを改善せず、副作用のリスクが高いことが示唆された。この結果は、急性呼吸器感染症の小児の大部分において、狭域抗菌薬の使用を支持するものであり、日本の小児科診療における抗菌薬適正使用推進の根拠となるだろう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

