閉経後女性の慢性疾患一次予防におけるホルモン補充療法:ベネフィットと有害事象の最新エビデンス
【背景】
閉経後女性は心疾患、骨粗鬆症、認知機能障害、一部のがんなど慢性疾患リスクが増加します。以前はこれらの一次予防にホルモン補充療法が用いられましたが、そのベネフィットと有害事象を再評価するため、米国予防医療専門委員会がエビデンスを更新しました。
【結果】
エストロゲン単独療法では糖尿病(-19例/1万人年、95%CI -34~-3)と骨折(-53例/1万人年、95%CI -69~-39)のリスクが低下しました。一方、胆嚢疾患、脳卒中、静脈血栓塞栓症、尿失禁のリスクは増加しました。エストロゲン・プロゲスチン併用療法では大腸がん、糖尿病、骨折のリスクが低下しましたが、浸潤性乳がん、認知症、胆嚢疾患、脳卒中、尿失禁、静脈血栓塞栓症のリスクは増加しました。
【臨床へのインパクト】
閉経後女性の慢性疾患一次予防におけるホルモン補充療法は、一部の疾患リスクを低下させる一方で、多くの有害事象リスクを増加させることが改めて示されました。特に、浸潤性乳がん、認知症、脳卒中、静脈血栓塞栓症などの重篤な有害事象リスク増加は、日本の臨床現場におけるホルモン補充療法の適応を慎重に検討する必要があることを示唆します。早期開始のベネフィットと有害事象に関するエビデンスは不十分です。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

