循環ビタミンD濃度と7種がんリスクの因果関係:メンデルランダム化研究
【背景】
循環ビタミンD濃度とがんリスクの関連はこれまでも議論されてきましたが、因果関係は不明でした。本研究は、遺伝子情報を用いたメンデルランダム化研究により、ビタミンD濃度と複数のがん種との因果関係を明らかにすることを目的としました。
【結果】
遺伝的に決定された循環25(OH)D濃度と7種類のがん(大腸がん、乳がん、前立腺がん、肺がん、卵巣がん、膵臓がん、神経芽腫)のリスクとの間に、有意な因果関係は認められませんでした。例えば、25(OH)D濃度が25 nmol/L増加した場合の大腸がんのオッズ比は0.92(95%CI 0.76-1.10)でした。
【臨床へのインパクト】
本研究結果は、循環ビタミンD濃度と複数のがん種のリスクとの間に直線的な因果関係がほとんどないことを示唆しています。したがって、がん予防を目的とした集団レベルでのビタミンD欠乏スクリーニングや広範なビタミンDサプリメントの推奨は、現時点では支持されません。臨床現場でのビタミンD補充療法の適応は、他疾患の治療や予防に限定されるでしょう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
