米国病院における敗血症の発生率と転帰、診療報酬請求データと臨床データで比較
【背景】
敗血症の発生率増加と死亡率減少が診療報酬請求データから示唆されるが、診断・コーディングの変化に影響され、臨床的妥当性に欠ける可能性があった。本研究は、詳細な臨床データを用いて米国における敗血症の発生率と傾向を推定することを目的とした。
【結果】
2014年、409病院の成人入院患者290万人中、臨床基準による敗血症は17万3690例(6.0%)で、院内死亡は15.0%だった。2009-2014年で臨床基準による発生率は安定(+0.6%/年、P=0.67)したが、診療報酬請求データでは増加(+10.3%/年、P<0.001)した。院内死亡率は臨床基準で減少(-3.3%/年、P=0.004)したが、死亡またはホスピス退院の複合転帰は有意な変化なし(-1.3%/年、P=0.19)だった。
【臨床へのインパクト】
診療報酬請求データに基づく敗血症の発生率増加や死亡率改善の報告は、コーディングの変化による過大評価の可能性が示唆された。EHRに基づく臨床データは、より客観的な敗血症サーベイランスを提供し、実際の疾患負荷や治療効果の評価に有用である。日本の臨床現場においても、診療報酬請求データのみに依拠せず、EHRからの臨床データを用いた評価の重要性が示唆され、より実態に即した医療政策や診療ガイドラインの策定に貢献しうる。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

