慢性膵炎手術、膵頭十二指腸切除術と膵頭温存術で術後QOLに差なし
【背景】
慢性膵炎に対する最適な外科治療法は不明瞭だった。単施設研究では膵頭温存術(DPPHR)が膵頭十二指腸切除術(PPD)より短期成績が良いと報告されていたが、長期成績は不明であったため、多施設共同で長期QOLを比較検討した。
【結果】
慢性膵炎患者226例(DPPHR 115例、PPD 111例)を解析した。術後24ヶ月間の平均QOL(EORTC QLQ-C30身体機能スコア)は、PPD群 75.3 (SD 16.4)に対しDPPHR群 73.0 (SD 16.4)で、両群間に有意差は認められなかった(平均差 -2.3, 95%CI -6.6~2.0; p=0.284)。重篤な有害事象の発生率や重症度にも差はなかった。
【臨床へのインパクト】
これまで単施設研究で示唆されていたDPPHRの優位性は、多施設共同試験では確認されなかった。慢性膵炎に対する外科治療において、PPDとDPPHRのどちらを選択しても、術後24ヶ月間の患者のQOLには差がないことが示された。術式の選択にあたっては、術後QOLの観点からは両術式に優劣はないと判断できる。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

