PTSDに対する植物性大麻の便益と有害性、エビデンスは不十分

📚 掲載誌:Ann Intern Med | 掲載日:2017-09-05 | DOI:10.7326/M17-0477

📄 原題:Benefits and Harms of Plant-Based Cannabis for Posttraumatic Stress Disorder: A Systematic Review.

🔗 PubMed:PMID: 28806794

【背景】

米国では多くの州でPTSD治療に医療用大麻が利用可能だが、その効果は不明確である。本研究は、PTSD成人患者における植物性大麻製剤の便益と有害性に関する既存のエビデンスを特定し、進行中の研究をレビューすることを目的とした。

【結果】

システマティックレビュー2報と観察研究3報が見つかったが、ランダム化比較試験はなかった。システマティックレビューは便益と有害性について結論を出すにはエビデンスが不十分と報告。観察研究では、大麻使用は非使用と比較してPTSD症状を軽減しなかった。研究は中〜高リスクのバイアスがあり、全体のエビデンスは不十分と判断された。

【臨床へのインパクト】

現在のところ、PTSD患者に対する植物性大麻製剤の便益と有害性について結論を出すためのエビデンスは極めて不十分である。したがって、日本の臨床現場においてPTSD治療として植物性大麻を推奨する根拠は乏しい。しかし、2つのランダム化比較試験を含む複数の研究が進行中であり、今後3年以内に重要な結果が発表される可能性があるため、今後のエビデンスの進展に注目する必要がある。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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