同種造血幹細胞移植後の気流低下抑制にアジスロマイシンは無効、むしろ生存率低下の可能性

📚 掲載誌:JAMA | 掲載日:2017-08-08 | DOI:10.1001/jama.2017.9938

📄 原題:Effect of Azithromycin on Airflow Decline-Free Survival After Allogeneic Hematopoietic Stem Cell Transplant: The ALLOZITHRO Randomized Clinical Trial.

🔗 PubMed:PMID: 28787506

【背景】

同種造血幹細胞移植(HSCT)後の閉塞性細気管支炎症候群は、罹患率と死亡率を増加させる。肺移植後の閉塞性細気管支炎症候群に対しアジスロマイシンが効果を示唆する報告があり、HSCT後の気流低下への効果が期待された。

【結果】

アジスロマイシン群はプラセボ群と比較し、2年時点の気流低下非発症生存率が有意に低かった(32.8% vs 41.3%、HR 1.3、95%CI 1.02-1.70、P=.03)。さらに、アジスロマイシン群では死亡率が高く(2年生存率 56.6% vs 70.1%、HR 1.5、95%CI 1.1-2.0、P=.02)、血液学的再発率も高かった(累積発生率 33.5% vs 22.3%、HR 1.7、95%CI 1.2-2.4、P=.002)。

【臨床へのインパクト】

同種造血幹細胞移植後の閉塞性細気管支炎症候群予防を目的としたアジスロマイシン早期投与は、気流低下非発症生存率を改善しないどころか、死亡率と血液学的再発率を上昇させる可能性が示唆された。本結果は試験早期中止による限界があるものの、現状では移植後ルーチンでのアジスロマイシン投与は推奨されず、むしろ有害事象に注意が必要である。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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