米国で多発性再発性CDIが急増、高齢女性や抗菌薬使用でリスク増大
【背景】
クロストリジオイデス・ディフィシル感染症(CDI)は最も一般的な医療関連感染症であり、再発を繰り返すことが多い。特に多発性再発性CDI(mrCDI)の治療には糞便微生物叢移植が用いられるが、その発生率の推移やリスク因子は不明であった。
【結果】
2001年から2012年にかけ、CDIの年間発生率は42.7%増加したが、mrCDIの年間発生率は188.8%と大幅に増加した。mrCDI患者は高齢(調整OR 1.25/10歳増)、女性(調整OR 1.24)、抗菌薬(調整OR 1.79)、PPI(調整OR 1.14)、ステロイド(調整OR 1.15)使用、慢性腎臓病(調整OR 1.49)、介護施設での診断(調整OR 1.99)がリスク因子であった。
【臨床へのインパクト】
米国ではmrCDIの発生率がCDI全体の増加を上回って急増しており、日本でも同様の傾向がある可能性が示唆される。高齢女性、抗菌薬やPPI、ステロイド使用者、慢性腎臓病患者、介護施設入居者ではmrCDIのリスクが高いことを念頭に置き、これらの患者に対するCDI再発予防策や、mrCDIに対する治療法の需要増大を考慮した診療体制の構築が求められる。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
