遺伝的に高カルシウム血症傾向だと冠動脈疾患と心筋梗塞リスク上昇
【背景】
観察研究で血清カルシウムと心血管疾患の関連が示唆され、カルシウム補充が心血管イベント、特に心筋梗塞リスクを増やす可能性が報告されている。本研究は、血清カルシウム値上昇に関連する遺伝子多型と冠動脈疾患・心筋梗塞リスクの因果関係をメンデルランダム化法で評価した。
【結果】
184,305人の解析で、遺伝的に血清カルシウム値が0.5mg/dL(約1SD)高いと予測される場合、冠動脈疾患のオッズ比は1.25(95%CI, 1.08-1.45; P=.003)、心筋梗塞のオッズ比は1.24(95%CI, 1.05-1.46; P=.009)と有意に上昇した。
【臨床へのインパクト】
遺伝的に血清カルシウム値が高い傾向にあると、冠動脈疾患や心筋梗塞のリスクが増加する可能性が示唆された。この知見は、高カルシウム血症の患者やカルシウム補充療法を受けている患者の心血管リスク評価に新たな視点を提供するかもしれない。ただし、生涯にわたる遺伝的影響が、短期・中期的なカルシウム補充によるリスクに直接当てはまるかは不明であり、今後のさらなる研究が必要である。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
