急性期脳卒中患者の頭部挙上、90日後障害転帰に影響なし
【背景】
急性期脳卒中後の体位は、脳血流改善と誤嚥性肺炎リスクのバランスで臨床現場では様々。脳灌流増加を目的とした臥位が、急性虚血性脳卒中患者の転帰を改善するか不明だった。
【結果】
臥位群と頭部30度以上挙上群で、90日後のmodified Rankin scaleの分布に有意差はなかった(未調整オッズ比1.01、95%CI 0.92-1.10、P=0.84)。90日死亡率も臥位群7.3% vs 挙上群7.4%で有意差なし(P=0.83)。肺炎を含む重篤な有害事象発生率にも群間差はなかった。
【臨床へのインパクト】
急性期脳卒中患者に対し、発症後24時間以内の臥位と頭部30度以上挙上は、90日後の障害転帰に差がないことが示された。これにより、脳卒中急性期の体位管理に関する現在の臨床慣行の多様性を支持し、特定の体位を強く推奨する根拠は乏しいと考えられる。誤嚥リスクなど個々の患者背景に応じた柔軟な体位選択が引き続き重要となるだろう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
