生体弁の無症候性弁尖血栓症、TAVRで多く抗凝固薬が有効、TIAリスク増
【背景】
TAVR後やSAVR後の生体弁にCTで無症候性弁尖血栓症が報告されており、その有病率、NOACを含む抗凝固薬の効果、弁血行動態や臨床転帰への影響を明らかにするため、2つのレジストリを用いて本研究が実施されました。
【結果】
生体弁患者890人のうち106人(12%)に無症候性弁尖血栓症を認め、TAVR群(752人中101人、13%)はSAVR群(138人中5人、4%)より有意に高頻度でした(p=0.001)。抗凝固薬投与群では血栓症が有意に少なく(224人中8人、4% vs 二剤抗血小板療法群208人中31人、15%; p<0.0001)、NOACとワルファリンは同等の効果でした。
【臨床へのインパクト】
生体弁植え込み後の無症候性弁尖血栓症は、特にTAVR後に比較的頻繁に発生し、TIAや脳卒中・TIA複合のリスク増加と関連することが示唆されました。抗凝固療法(NOACもワルファリンも)は血栓症の予防・治療に有効であり、二剤抗血小板療法では不十分であることから、TAVR後の抗血栓療法を見直す契機となる可能性があります。弁血行動態と臨床転帰のさらなる改善のため、無症候性弁尖血栓症の予防と治療が重要と考えられます。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

