敗血症性ショックに対する早期目標指向型治療は通常診療と死亡率に差なく医療費増加を伴う
【背景】
敗血症性ショックに対する早期目標指向型治療(EGDT)は、単施設試験で死亡率低下が示唆されたが、その後の多施設共同試験では効果が認められなかった。本メタアナリシスは、大規模な患者データを用いてEGDTの有効性を再評価するために計画された。
【結果】
EGDT群(1852例中462例、24.9%)と通常診療群(1871例中475例、25.4%)の90日死亡率は同程度であった。調整オッズ比は0.97(95%信頼区間0.82-1.14、p=0.68)。EGDTは集中治療室滞在日数と心血管サポート使用日数を有意に増加させ、平均医療費も高かった。
【臨床へのインパクト】
本研究結果は、敗血症性ショックに対するEGDTが、従来の単施設試験で示唆されたような死亡率低下効果を持たず、むしろ医療資源の消費と医療費の増加につながる可能性を示唆している。日本の臨床現場では、EGDTプロトコルをルーチンで導入することの再検討や、より費用対効果の高い治療戦略へのシフトが求められるかもしれない。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
