産後出血に早期トラネキサム酸投与、出血死を2割近く抑制、子宮摘出術は不変
【背景】
産後出血は世界の妊産婦死亡の主要原因である。外傷患者ではトラネキサム酸の早期投与が出血による死亡を減少させるため、産後出血の女性におけるトラネキサム酸の早期投与が死亡や子宮摘出術に与える影響を評価する目的で本研究が行われた。
【結果】
産後出血の女性20,060人を対象とした国際多施設RCT。トラネキサム酸群はプラセボ群と比較し、出血による死亡が有意に減少した(1.5% vs 1.9%, リスク比 0.81, 95%CI 0.65-1.00; p=0.045)。特に分娩後3時間以内の投与では出血死がさらに減少した(1.2% vs 1.7%, リスク比 0.69, 95%CI 0.52-0.91; p=0.008)。子宮摘出術やその他の有害事象に有意差はなかった。
【臨床へのインパクト】
産後出血に対するトラネキサム酸投与は、出血による死亡を減少させ、有害事象の増加も認められなかった。特に分娩後3時間以内の早期投与が有効であることが示唆された。この結果は、産後出血の診療ガイドラインにおいて、可能な限り早期のトラネキサム酸投与を推奨する根拠となり、日本の臨床現場でも産後出血時の初期治療としてトラネキサム酸の早期使用がより一層推進される可能性がある。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

