左室機能不全の心臓手術患者、レボシメンダン予防投与は複合エンドポイントを改善せず

📚 掲載誌:N Engl J Med | 掲載日:2017-05-25 | DOI:10.1056/NEJMoa1616218

📄 原題:Levosimendan in Patients with Left Ventricular Dysfunction Undergoing Cardiac Surgery.

🔗 PubMed:PMID: 28316276

【背景】

レボシメンダンは心臓手術後の低心拍出量症候群を予防・治療する可能性が小規模研究で示唆されていた。左室駆出率35%以下の心臓手術患者における有効性と安全性を評価する大規模試験が求められていた。

【結果】

レボシメンダン群とプラセボ群で、主要複合エンドポイント(30日死亡、30日腎代替療法、5日以内周術期心筋梗塞、5日以内機械的補助循環使用)の発生率はともに24.5%(調整オッズ比1.00、99%CI 0.66-1.54、p=0.98)で差はなかった。有害事象発生率も両群間で有意差は認められなかった。

【臨床へのインパクト】

左室機能が低下した心臓手術患者に対し、術前からのレボシメンダン予防投与は、死亡、腎代替療法、周術期心筋梗塞、機械的補助循環使用といった短期複合エンドポイントの発生率をプラセボと比較して低下させなかった。本結果は、レボシメンダンの予防的投与をルーチンで行うことの有効性を否定し、心臓手術における同薬剤の適応について再考を促す可能性がある。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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