臨床試験データ共有リポジトリの利用実態解析、二次解析需要が増加
【背景】
臨床試験データの共有については、研究者や参加者の認識、障壁、態度に焦点が当てられてきた。しかし、データが広く共有された後の利用状況やそれに基づく論文発表に関する情報は不足していた。本研究は、共有データの実際の利用状況を明らかにする目的で行われた。
【結果】
2000年1月から2016年5月までに370名の研究者がデータを要求し、特に研究期間の最後の4.4年間で195名(53%)と要求が増加傾向にあった。要求理由の72%は新たな疑問に対する事後二次解析であり、主要アウトカムの再解析を目的とした要求は2件のみだった。47試験のデータに基づき277報の論文が発表された。
【臨床へのインパクト】
臨床試験データの二次解析需要は増加しており、新たな研究テーマの探索に活用されている。しかし、既存研究の主要結果の検証や再解析目的での利用は稀であるため、共有データの利用目的の多様化や、データの透明性・信頼性向上への貢献の可能性が示唆される。今後、日本の臨床研究においてもデータ共有の推進と活用方法の検討が重要となるだろう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
