脳波制御FESで四肢麻痺患者の到達・把持動作を回復、臨床応用に向けた概念実証
【背景】
高位頸髄損傷による慢性四肢麻痺患者の肢体運動回復には、機能的電気刺激(FES)が有効です。しかし、従来のFESシステムは、顔面筋活動など限られた残存随意運動で操作されており、より直感的な制御方法が求められていました。
【結果】
四肢麻痺患者が脳内埋め込み型脳コンピューターインターフェース(iBCI)とFESを組み合わせることで、麻痺した腕でコーヒーマグを飲む動作を12回中11回成功させ、食事も可能になりました。仮想アームおよび自身の麻痺腕を用いた単関節・多関節動作の標的捕捉も80-100%の精度で達成しました。
【臨床へのインパクト】
本研究は、脊髄損傷による四肢麻痺患者に対し、脳波で直接FESを制御し、到達・把持動作を回復させる初の試みです。これにより、患者は自身の意図で麻痺した手足を動かせるようになり、QOLが大幅に向上する可能性があります。将来的に、より自然で高機能な神経補綴装置の開発と臨床応用への道筋を開く画期的な成果と言えます。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

