腰痛に対する内服薬、最新エビデンスを網羅、アセトアミノフェンは無効、デュロキセチンは慢性腰痛に有効

📚 掲載誌:Ann Intern Med | 掲載日:2017-04-04 | DOI:10.7326/M16-2458

📄 原題:Systemic Pharmacologic Therapies for Low Back Pain: A Systematic Review for an American College of Physicians Clinical Practice Guideline.

🔗 PubMed:PMID: 28192790

【背景】

2007年の米国医師会ガイドライン以降、腰痛治療薬に関する新たなエビデンスや薬剤が登場しました。急性・慢性、非神経根性・神経根性腰痛に対する全身性薬物療法の最新エビデンスをレビューし、臨床実践ガイドライン改訂の基礎とすることが本研究の目的です。

【結果】

アセトアミノフェンは急性腰痛に無効でした。NSAIDsは慢性腰痛に対し以前より効果が小さいことが判明。デュロキセチンは慢性腰痛に有効でした。骨格筋弛緩薬は急性腰痛の短期疼痛緩和に有効ですが鎮静作用を伴います。効果は小さく、主に短期的なもので、機能改善はさらに小さい傾向でした。

【臨床へのインパクト】

本レビューは、腰痛に対する薬物療法の処方戦略に大きな影響を与える可能性があります。特に、急性腰痛に対するアセトアミノフェンの無効性、慢性腰痛に対するNSAIDsの効果の再評価、デュロキセチンの有効性は、日本の臨床現場での処方選択に新たな視点を提供するでしょう。また、ベンゾジアゼピンの神経根性疼痛への無効性や、オピオイドの限定的な短期効果は、慎重な処方を促すと思われます。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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