超早産児の気管支肺異形成症予防にDHA経腸投与は無効、むしろリスク増の可能性
【背景】
動物実験やヒトでの研究から、n-3長鎖多価不飽和脂肪酸であるDHAが気管支肺異形成症(BPD)のリスクを低減する可能性が示唆されていました。しかし、適切にデザインされた臨床試験は不足しており、その効果は不明でした。
【結果】
妊娠29週未満で出生した超早産児1273人を対象に、DHA 60mg/kg/日投与群と対照群を比較したところ、DHA群で生理学的BPDの発症率が49.1%と、対照群の43.9%に比べて有意に増加しました(調整相対リスク 1.13、95%CI 1.02-1.25、P=0.02)。
【臨床へのインパクト】
本研究は、超早産児におけるDHA経腸投与がBPDの予防に効果がないどころか、むしろリスクを増加させる可能性を示唆しています。この結果は、現行の超早産児管理において、BPD予防目的でのDHA経腸投与を推奨しない根拠となり、DHAサプリメントの利用を見直すきっかけとなるでしょう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
