閉経後女性へのビタミンDとカルシウム補充、癌発症リスクは有意に低下せず
【背景】
低ビタミンD状態が癌リスクを増加させる可能性が示唆されており、閉経後女性におけるビタミンD3とカルシウムのサプリメント摂取が癌リスクを低減するかどうかを検証する目的で本研究が実施された。
【結果】
平均年齢65.2歳の閉経後女性2303人を対象に4年間追跡した結果、ビタミンD3とカルシウム補充群の癌発症率は3.89%(45人)、プラセボ群は5.58%(64人)で、両群間に有意差は認められなかった(P=0.06)。ハザード比は0.70(95% CI, 0.47〜1.02)であった。
【臨床へのインパクト】
本研究では、平均血中25-ヒドロキシビタミンD値が32.8 ng/mLの健康な閉経後女性において、ビタミンD3とカルシウムの補充が4年間の全癌発症リスクを有意に低下させないことが示された。現状では、癌予防目的でのビタミンDとカルシウムの積極的な補充を推奨する根拠は乏しい。腎結石や高カルシウム血症の有害事象も認められたため、今後のさらなる研究が必要である。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
