冠動脈ステント留置後のDAPTにおける出血リスク予測スコア:PRECISE-DAPTスコアの導出と検証

📚 掲載誌:Lancet | 掲載日:2017-03-11 | DOI:10.1016/S0140-6736(17)30397-5

📄 原題:Derivation and validation of the predicting bleeding complications in patients undergoing stent implantation and subsequent dual antiplatelet therapy (PRECISE-DAPT) score: a pooled analysis of individual-patient datasets from clinical trials.

🔗 PubMed:PMID: 28290994

【背景】

冠動脈ステント留置後のDAPTは虚血性イベントを予防する一方で、出血リスクを増加させる。治療期間決定の際に出血リスクを考慮すべきだが、標準化された予測ツールは存在しないため、本研究ではその開発と検証を行った。

【結果】

PRECISE-DAPTスコア(年齢、クレアチニンクリアランス、ヘモグロビン、白血球数、既往出血の5項目)は、院外TIMI大出血または小出血の予測において、導出コホートでc-index 0.73(95% CI 0.61-0.85)、PLATO検証コホートで0.70(0.65-0.74)、BernPCI検証コホートで0.66(0.61-0.71)を示した。スコア25点以上の高リスク患者では、DAPT長期投与が出血を有意に増加させた(pinteraction=0.007)。

【臨床へのインパクト】

PRECISE-DAPTスコアは、DAPT中の院外出血を予測する簡便な5項目リスクスコアであり、日本の臨床現場において、冠動脈ステント留置後のDAPT期間を決定する際の意思決定を支援するツールとなり得る。特に高リスク患者ではDAPT長期投与による出血増加を避ける選択肢を検討し、低リスク患者では虚血性イベント予防効果を考慮した治療期間の個別化に役立つ可能性がある。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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