肥満とがんリスクの関連性、確かなエビデンスがあるのは11種のがんのみ
【背景】
肥満とがんリスクの関連性は広く研究されているが、そのエビデンスの強度と妥当性については不明確な点が多かった。本研究は、肥満とがんの発症・死亡リスクの関連性について、既存のシステマティックレビューとメタアナリシスを網羅的に評価し、エビデンスの強度を検証した。
【結果】
204件のメタアナリシスを解析した結果、肥満とがんリスクの関連性のうち、強固なエビデンスに裏付けられたのは11種のがん(食道腺がん、多発性骨髄腫、胃噴門部がん、結腸がん、直腸がん、胆道系がん、膵臓がん、乳がん、子宮内膜がん、卵巣がん、腎臓がん)のみであった。例えば、BMIが5kg/m2増加するごとに胆道系がんのリスクは56%(RR 1.56, 95%CI 1.34-1.81)増加した。
【臨床へのインパクト】
肥満が公衆衛生上の大きな課題となる中、本研究は肥満とがんリスクの強固な関連性を示すがん種を明確にした。これにより、がん発症リスクが高い肥満患者をより的確に特定し、個別化された予防戦略のターゲットとすることが可能になる。例えば、BMI高値の患者に対して、特定のがん種に関するスクリーニングや生活習慣指導を強化するなど、診療ガイドラインの改訂や臨床現場での予防介入に影響を与える可能性がある。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
