南アフリカにおける超多剤耐性結核の急速な増加は伝播が主因
【背景】
世界的に薬剤耐性結核が結核・HIV治療の進歩を脅かしている。南アフリカで超多剤耐性結核(XDR-TB)が2002年以降急増しているが、その要因は不明で、公衆衛生対策の指針策定のため解明が求められていた。
【結果】
XDR-TB患者404人のうち、311人(77%)がHIV感染者だった。多剤耐性結核(MDR-TB)治療歴がない患者は280人(69%)に上った。遺伝子解析を行った386人のうち、323人(84%)がクラスターに属し、特にLAM4/KZN株による大規模クラスターには212人(55%)が含まれていた。
【臨床へのインパクト】
南アフリカのXDR-TBの大部分は、MDR-TBの不適切な治療による獲得耐性ではなく、伝播が原因である可能性が高い。この知見は、薬剤耐性結核の流行を抑制するためには、伝播経路の遮断に重点を置いた公衆衛生介入が不可欠であることを示唆しており、日本でも薬剤耐性結核の発生動向調査や接触者健診の強化の必要性を検討する一助となる。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
