カルシウム摂取と心血管疾患リスク、許容上限量内なら関連なし
【背景】
カルシウム摂取量と心血管疾患リスクの関連については、これまで相反する報告があり、健康な成人におけるカルシウム摂取の心血管系への影響を再評価する必要があった。本研究は、既存のシステマティックレビューを更新し、再解析することで、この臨床的疑問に答えることを目的とした。
【結果】
4つのランダム化比較試験では、カルシウムまたはカルシウム+ビタミンDサプリメント群とプラセボ群の間で、心血管イベントまたは死亡リスクに統計的に有意な差は認められなかった。27の観察研究では、総カルシウム摂取量、食事性カルシウム、サプリメントによるカルシウム摂取量と心血管死亡率との間に一貫した用量反応関係は認められず、総脳卒中または脳卒中死亡リスクとの関連も非常に不規則だった。
【臨床へのインパクト】
本研究の結果から、健康な成人において、許容上限摂取量(2000~2500 mg/日)までのカルシウム摂取は心血管疾患リスクと関連がないことが示された。これは、骨粗鬆症予防などでカルシウム摂取を推奨する際に、心血管疾患リスクを過度に懸念する必要がないことを示唆する。ただし、許容上限量を超える摂取に関するデータは不足しており、その影響は不明である。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
