赤血球輸血における保存期間の長短は院内死亡率に影響しない大規模RCT
【背景】
輸血用血液の長期保存が有害事象リスクを増加させないことは、これまでのRCTで示唆されてきた。しかし、それらの研究は高リスク患者に限定され、死亡率の小さな差を検出する統計的検出力は不十分だった。本研究は、一般の入院患者における輸血用血液の保存期間が死亡率に与える影響を検証した。
【結果】
31,497例がランダム化され、主要解析対象はA型またはO型の20,858例。平均保存期間は短期間群13.0日、長期間群23.6日だった。院内死亡率は短期間群9.1%、長期間群8.7%で、オッズ比1.05 (95%CI 0.95-1.16, P=0.34)と有意差はなかった。全血液型を含めた解析や高リスクサブグループでも同様の結果だった。
【臨床へのインパクト】
本研究は、一般入院患者において、新鮮血輸血と標準的な古い血液の輸血との間で院内死亡率に有意差がないことを大規模RCTで示した。これにより、輸血用血液の保存期間を理由に新鮮血を優先する慣行を見直す根拠となり、血液製剤の在庫管理や供給体制の柔軟性を高めることに寄与する可能性がある。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
